中日新聞の記事「苦しければ学校休もう」について
中日新聞の記事「苦しければ学校休もう」について
タイトルは今日の中日新聞の朝刊31面の記事の見出しです。
フリースクールのメッセージも掲載されています。
なかなか公に「休もう」とは言いづらいのですが、
「自殺を選ぶよりは」が記事全体からわかりますから、
「その通りだ」と、賛同したいと思います。
もう少し付け加えるのなら、(今までも旧ブログで話してきましたが)
学校から逃げてもいいんです。かっこ悪くない。あまりにもつらい時は、どうどうと逃げてもいいんです。それは天気の悪い時に山に登るのをやめるようなものです。逃げることにも勇気が必要です。勇気を持って欠席して欲しいと思います。この世から逃げなくても、学校からだけ逃げることはできます。
学校へ行くことより大切なことはたくさんあるし、自分を守るために学校へ行かないという選択をした方がよいことはあります。
だからといって、将来真っ暗でもなんでもないことは、ゆいまーる学園の卒業生を見てもらえばよくわかります。
しかし、「自殺するよりは、学校を休もう」と続ければ、「そんなことは当たり前じゃないか」という反論が帰ってきそうです。
実はその通りで、当たり前のことなんです。
ではなぜその当たり前のことが、自殺する生徒にはわからなかったのでしょう。
それは、学校には行けない、でも自宅にも居られない、という場合に行くところがなくなるからです。
つまり、わからなかったのは生徒ではなくて、周囲の大人ということになります。
自宅に居られれば、自殺は起こりません。
家族がその生徒の苦しい気持ちをなかなかわからない、または気づかない。そうすると、家から出なければなりません。でも、学校には行けない。そんな苦しい気持ちを私たちは想像しなければならないと思います。